今日は朝一で病院。
…いや、朝3くらいかな?
二ヶ月に一度の婆ちゃんの定期健診。
5月のドタバタ入院直後の健診以来か。
前回した血液検査の結果出てて、
まぁ特に問題はないそう。
ただね~やっぱり太り気味だって。
そりゃまぁ夕食二回食べてんだからなぁ。
デイで食べてきてるのに忘れて(惚けて)、
帰宅した→さぁ夕飯 ってなるからどっちも軽めにはしてても難しいな。
最近なら夜中にうっかり食卓に出したままの食べ物盗食する事もあるし。
困ったね。
でも内科の機能面では問題ないそうで良かった。
帰り院外薬局寄って、
それからは小樽までドライブ。
ドライブっていうか、
婆ちゃんの育った街が小樽の奥沢って所で、
よく小樽行きたがってたからさ。
一度は連れて行ってやりたいと思ってて。
生まれは確か室蘭だったか。
爺ちゃん亡くなった時の戸籍だか除籍謄本に書いてあった。
本人は知らない。
ただその後がよくわかんなくて、
産まれてすぐに親無しで、お婆さんに育てられたとか。
その後華道の家元の家で育って、
満州渡って、引揚げ後は親戚を頼って小樽に戻り、
21だかで美唄へ嫁ぐ と。
ここら辺の時系列とか詳細がイマイチよくわかんないんだよな。
引揚げ後に家元の所で世話になったのかもしんない。
今はもう小樽に縁者も居ないので、通った小学校を目的として行った。
婆ちゃん乗せて、車椅子も積んでるので割りとゆっくり目で行ったんだけど、
意外にも30~40分くらいで着いた。
ただ通りから細い道を入った所にあるので現地で少し探した。
小学校に着いて、見せるとなんだか解ってるような解ってないような。
てっきり感慨深くなって泣くかなって思ってたのにな。
どうやら記憶にある学校の面影はあるけど、
当時なかった物や部分的に変わってる所があったみたいでピンときてない様子。
そりゃ創立が明治の開校100年以上経つ学校だし、
卒業して70年は経ってるんだから全く当時のままではないさね。
それでも校庭を見て色々思い出してはいたようで、
周辺の古い路地等でそれなりにオーバーラップして昔を偲んでいたようでした。
すぐ近くに神社があるのを事前に知っていたので、神社の名前を聞くと、
昔の事は覚えているようで、お祭りに行ったとか遊び場だったとか。
なので小学校で懐かしんだ後に神社にも行ってみた。
参道の手前と拝殿近くの二箇所に駐車場があった。
小樽は坂の街なので、参道も階段。
これを上りで拝殿までは無理なので拝殿側から車椅子で。
車から拝殿までの近距離でも車椅子に乗せて坂を上るのはしんどかった。
やっぱり婆ちゃん太り過ぎだ…
なので一気に押し進んだもんだから…
舗装路と砂利の境目で婆ちゃんを車椅子から落としてしまった!
幸い座ったままの体勢からうまく体が伸びたのと、
これまた幸い体が捻らずに反転した事、
幸か不幸か太ったお蔭で背中についた肉がクッションになって無傷だった…
両の足の金物も外れず、強く打ったりもせず。
足がもつれて変な落ち方してたらそのまま病院行きだっただろう…
背中で着地した婆ちゃんは天を仰ぎながら笑っていたので、
そんな婆ちゃんを見たら笑いが止まらなくなってしまった。ごめんよ。
神社だけに神様が守ってくれたのかな。
参拝してから小樽運河をチラ見しに行って、
子供の頃に自転車の練習をしていてうっかり落ちた勝納川渡って帰った。
途中国道沿いの蕎麦屋で遅めの昼食。
今回は前以て予定してはいなかった小樽行きだったし(言ってても当日には忘れてるし)、
昔の記憶が鮮明な認知症を発症しているだけに、記憶にある70年近い昔の街並みと違ったりもして、
凄く嬉しそうって感じでもなかったのが寂しかったけど、
蕎麦よりうどん派の婆ちゃんが寄った蕎麦屋の蕎麦を大そうおいしがっていたので、
結果的にはチョンチョンだったのかもしれない。
明日以降尋ねて、
「こないだ奥沢行ってきたような気もするなぁ」
程度に覚えていれば十分だ